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催眠心理療法士のコラム

催眠心理療法士・催眠術師の中井です。

人は様々な悩みを抱えて生きています。
その中で心理的な要因で悩んでいる方が当心療所に来られます。
これまで何百とセラピーをしてきた中で、感じたことをコラムとして文章にしました。
あなたが抱えている問題の解決の糸口になり、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。



自己改善
   

「催眠療法で魔法のように一瞬で自分を変えられたらなあ〜」
もしかしたら、このような期待をもっている人もいるかもしれません。
もしそうだとしたらテレビの影響でしょう。
テレビでは「三つ数えるとあなたは鳥になります」のように、まるで魔法のように変わってしまう場面をよく見ます。
残念ながら催眠を掛けたら簡単に自分を変えられるものではありません。

私のもう一つの肩書は「催眠術師」です。
テレビのような現象を起こす催眠術もやっています。
では、あのような催眠術は嘘なのかというとそうではありません。
テレビの催眠術は、ほとんどが本当だと思ってください(2割程度はやらせの部分もありますが・・・)
しかし、あのような催眠術はすぐに解けてしまうのです。
長くて数時間、ほとんどの場合は30分もすれば解けてしまいます。
仮に「あなたは自信をもって堂々行動することができますよ〜」と催眠術を掛けたとします。
その時は何となくそんな気がするのですが、その効果は継続するものではありません。
そもそも、人に掛けられた催眠ですから、また他の催眠を掛けられたら簡単に変わってしまいます。
催眠術はメッキです。
メッキなので簡単に剥がれてしまいます。
マインド・クリエイトの催眠心理療法では、このような催眠術はほとんど行いません。
現象を起こす催眠術師もしているので、そのことをよく知っているからです。

自己改善などの相談で最も重要視しているのは、行動を変えていくことです。
近年、自己啓発の本がたくさん出て、そのほとんどは「プラス思考」というキーワードが出てきます。
確かにプラスに考えることは大切なのですが、安易なプラス思考はお勧めしません。
プラスに考えることができれば、行動を変えることができる。
はたしてそんなに簡単にいくものなのでしょうか?
そんなに簡単にいくものであれば、なぜ同じような本をたくさん買う人がいるのでしょうか?
もし何十冊も本を読んで変わっていないのであれば、これはただ自己啓発本マニアになっているに過ぎません。
実は、この方法は簡単そうに思えて、実は難しいものなのです。

もっと簡単に自己改善できる方法があります。
プラス思考が、気持・感情を変える⇒行動を変える だとすれば、
行動を変える⇒気持・感情を変える という方法です。
まず自分の行動を変えていく方が、より確実で簡単な方法なのです。
こう言うと「行動なんて変えるのは難しい」という人がいます。
しかし、この行動はそんなにすごいことをしろと言っているのではありません。
身近で簡単にできる行動でいいのです。
例えば、
●毎朝30分早く起きる
●1日30分読書をするようにする
など、少しの努力でできることでいいのです。

これらの行動は直接的に自己改善につながらないかもしれませんが、何らかの気持・感情の変化を生みだします。
そして、気持・感情の変化は、次の新しい行動を生みだします。
最初に、気持・感情の変化が起きるのを待っていたら、いつまでたっても行動を変えることはできません。
でも、少しの行動の変化であれば、少しの努力でできるはずです。
少しの努力でできる行動もできないのであれば、自分を変えたいという気持ちが弱いということです。

私が好きな本に「夢をかなえるゾウ」があります。
100万部以上売れて、テレビドラマにもなったので知っている人も多いかと思います。
この本は、正しく少しの行動の変化から自分を変えていくという内容になっています。
●トイレ掃除をする
●靴を磨く
●人を楽しませる
など、一つ一つは直接につながりませんが、その行動は気持・感情に変化をもたらします。
そして、いくつかの小さな行動をすることによって、最終的には自分が望む自分になっていくのです。
自己啓発の本を何冊も読んだけど何も変わらなかったという人は、是非一度読んでみてください。

あなたは、
安易な方法でその時は変わったように思えても元に戻ってしまう方法
一見地味なように思えても確実に一歩一歩前進して戻りにくい方法
どちらを選びますか?



緊 張 症
   

今まで多くのセラピーをしてきて、多くの緊張症のご相談がありました。
実は私も驚いたのですが、最も相談の多い悩みの一つでもあります。
対人関係という枠にすると、だいたい2〜3割の割合になるのではないでしょうか?

緊張症でも様々な悩みがあるのですが、ほとんどの場合それをつくりだしている原因は同じで、解決方法も同じです。
まず、人前で緊張してしまう人は緊張する=うまく話せないという思考のパターンをもっています。
そして、緊張することは悪いことという考えも持っています。
はたしてそうなのでしょうか?
緊張するからうまく話せないのではありません。
もしそうなのであれば、私なんてまず人前で話すことはできないでしょう。
私は、職業柄人前で話す機会がたくさんあります。
その時は、大なり小なり必ず緊張をします。
特に、依頼されて催眠術ショーをする場合は、お腹が痛くなるほど緊張してしまいます。
だからと言って、催眠術ショーができないわけではありません。
逆に、私にとってはその緊張は必要なものであって、緊張している時の方がうまく出来る時の方が多いのです。

私の思考では、緊張することは悪いことではなく
緊張することは良いことなのです。
緊張する=うまく話せない ではないのです。
しかし、この思考パターンができていない人にとっては、緊張がさらに強い緊張を引き出して、身体症状として出てしまう場合があります。
例えば、声が震える・頭が真っ白になる等・・・
そうすると、ますます緊張状態に意識が向き、その症状はなかなか良くなることは難しくなります。
まずは、この思考パターンを変えることが大切になってきます。


では、解決方法についてお話します。
この方法は、人によっては「そんなの無理だ」と強く否定する人もいるかもしれません。
しかし、それをしているから症状がなくならないと最初に言っておきます。

緊張症の人の場合、多くが緊張してしまう状況を避けようとする傾向があります。
例えば、人が集まる場所に行かなかったり、人からスピーチを頼まれたら何かの理由をつけて断ったり・・・
これは、回避行動と言います。
そして、人はなぜ回避行動をするのかと言うと、その時はホッと安心するからです。
緊張したくないからなのです。

では、回避行動をすると緊張症は良くなるでしょうか?
答えは「NO」です。
それを避けている限りは、その症状はあなたに付きまとっていきます。
もっと言えば、さらにその症状が強くなってしまう可能性があります。

緊張症を改善する方法の一つは、この回避行動を止めることです。
もし、人からそのような状況になる可能性がある誘いを受けた時、もしあなたが少しでも「人に緊張しているところを見られたくない」という気持ちが働いたのであれば、その誘いを受けるようにしてみてください。
避けることを止める
これが一番確実に緊張症を改善していく方法なのです。

当心療所では、この他にも色々な改善方法をお話して身につけていただきます。





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